給料はどうなの？

製造業は様々な業種や職種があるため、年収のイメージがしづらい方も多いのではないでしょうか。このページでは、平均年収について男女や年齢別に紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

長野県の製造業の平均給与

日本全国の平均年収よりも高い、長野県民の平均年収。15歳以上の男性の就業者は全国第1位、女性は全国第2位と、他県に比べて就業率も高くなっています。長野県の製造業における平均給与は次の通りです。（※1）

製造業の月の平均給与は「41.3万円」
賞与や手当など、特別に支払われた給与は「9.1万円」

長野県の業種別給与ランキングでは建設業、情報通信業に次いで第3位です。（※1）

これは長野県の製造業が、諏訪地域に代表されるカメラ、腕時計など精密機械工業から発達したためであるといわれています。第二次世界大戦の影響で航空機部品、通信機、光学機器などの工場400社以上が疎開。もともとあった製糸業の豊富な労働力があったことなどの理由から、優れた技術力を受け継いできたことなどが現在の発展につながっていったとされています。近年では、メディカルや航空宇宙などの成長産業への参入例も多く、電子部品やデバイス、電子回路では全国でも高いシェア率を誇っています。

こうした背景もあり、長野県では5人に1人が製造業の分野で活躍している（※2）といわれるほど製造業で働く人の割合が高いのも特徴。自動車関連をはじめ、産業用機器や電子部品、電気製品、医薬品、建材など産業分野も多方面に渡っています。

特に諏訪地域では、パソコン周辺機器のセイコーエプソンなどのメーカーを中心に、精密部品や電子、光学、医療機器関連の企業が集まっています。工作機械や産業ロボットなどの産業機械関連に特化したメーカーも多くあり、伊那谷テクノバレー圏域と呼ばれる伊那飯田地域には、世界的に有名な企業の拠点も。各分野において先端技術に特化したメーカーが多くあることも、製造業の平均給与を押し上げる要因となっているでしょう。

※1 2022年2月時点の調査情報
※1 参照元：信濃毎日新聞社・信毎就職情報（https://qjin.shinmai.co.jp/articles/1）
※2 2022年2月時点の調査情報
※2 参照元：イーキュア（https://www.ecure.co.jp/naganoreport/nagano-manufacturing-area/）

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全国の製造業の年収

厚生労働省のデータによると、製造業の平均年収は500万円程度。2021年9月に国税庁より発表された「令和2年分民間給与実態調査統計」によれば、日本人全体の平均年収は約430万円のため、製造業の年収は決して低いわけでないようです。製造業にもたくさんの種類があるため、働いている企業の規模や業種別でも見てみるとよいでしょう。

厚生労働省のまとめた「平成28年賃金構造基本統計調査の概況」のデータによれば、製造業の年代別平均年収は次の通りです。（※2）